赤ちゃんの出産祝いや誕生祝いに際しての贈り物にされる

国境を軽々と飛び越える挑戦のタネは05年にまかれた。
シンガポールブルネイ、チリ、ニュージーランドの4カ国が環太平洋経済連携協定の原型となる協定を結んだ年だ。
05年当時、実家が三重県の農家の浅井雄一郎はミクシィの書き込みを見つけて胸を躍らせた。
ビジネスとしての農業をやりたい。
意欲を記していたのは小平だった。
意気投合した浅井と小平は、同志を集め勉強会を始めた。
参加者は多い時で50人。
そのなかに村上もいた。
3人の出会いからほぼ10年。
浅井は東京の会社勤めを辞め、今は地元の三重で農産物の生産会社を率いる。
1年前に製油工場の廃熱を利用するトマトの植物工場を三井物産などと共同で松阪市に設置した。
設備は世界をリード するオランダ製だ。
目新しさが伝わり、昨年3月にはマレーシア元首相のマハティールも視察に訪れた。
昨年は、津市で研究棟も完成させた。
昨年12月21日、松阪市の植物工場では栽培方法でオランダの業者と協議が続いていた。
予測より成長が遅いようだ。
浅井の部下、染川大輔がスカイプで伝えると、オランダのアドバイザーは気温は何度かと尋ねた。
こっちは順調ですと応じたのは津市の研究棟で働く中国出身の呉??だ。
やりとりはすべて英語でする。
浅井は開発担当や管理者にTOEICで800点以上の英語力を求める。
浅井にはアジア各国から技術指導してほしい、合弁事業をやらないかといった提携話が頻繁に舞い込む。
村上は13日、林と再びベトナムに向かう。
宮城での生産 体制も再建し、今年はベトナム事業に注力する。
浅井はグローバルで戦えなければ駄目だと語る。
彼らが選んだ農業に日本という舞台は狭すぎる。
本日のインフォーメーション、「おむつケーキ」についてのお友達サイトをご紹介します。
おむつケーキ
赤ちゃん用のおむつを束ねて装飾をほどこし、あたかもケーキのようにデコレーションしたものをいい、赤ちゃんの出産祝いや誕生祝いに際しての贈り物にされる。
英語の「diaper cake(diaper=おむつ)」から別名「baby cake」の音訳でダイアパーケーキ、ベイビーケーキともいう。